バスケットボールの「バイオレーション」は、ファウルとは異なり、主にプレーのルールや時間、ボールの扱いなどに関する違反です。
このページでは、審判が知っておきたいバイオレーションをカテゴリー別に整理しています。
それぞれの項目から、「どんなときに起こるのか」「審判は何を見るのか」「起きた後どう再開するのか」を詳しく確認できます。
🏀 ボールの扱いに関するバイオレーション
トラベリング
ボールをコントロールした後、決められた足の使い方に反して移動する違反。
ダブルドリブル
ドリブルを終えた後、再びドリブルをする違反。
キャリング(イリーガルドリブル)
ドリブル中にボールを手のひらで支えたり、ボールを持ち上げるように扱う違反。
ボールを意図的に足で蹴る
ボールを意図的に足で蹴ったり、止めたり、コントロールする行為。
※偶然ボールが足に当たった場合などは、必ずしもバイオレーションではありません。
🔄 パス・ボールコントロールに関するバイオレーション
アウト・オブ・バウンズ
ボールまたはボールを持っているプレーヤーが、コートの外に出る違反。
ボールをバックコートに返す
一度フロントコートにボールを進めたチームが、条件を満たした状態でボールをバックコートに戻す違反。
スローイン・バイオレーション
スローインを決められた場所・方法・時間で行わない違反。
⏱️ 時間に関するバイオレーション
バスケットボールには、プレーを進めるためのさまざまな時間制限があります。
3秒ルール
オフェンスのプレーヤーが、相手チームの制限区域内に3秒を超えてとどまる違反。
5秒ルール
状況に応じて、5秒以内に決められたプレーを行わなければならないルール。
主に、
- スローイン
- 近接してガードされているプレーヤー
で適用されます。
8秒ルール
バックコートでボールをコントロールしたチームが、8秒以内にフロントコートへボールを進められなかった場合の違反。
24秒ルール
ボールをコントロールしたチームが、24秒以内にショットをしなければならないルール。
🏀 ショットに関するバイオレーション
ゴールテンディング
ショットされたボールがバスケットに向かって落ち始めているなど、決められた条件のもとでボールに触れる違反。
インタフェアレンス
ボールがリングやバスケットに関係する状態で、決められた条件に反してボールやリングなどに触れる違反。
🎯 フリースローに関するバイオレーション
フリースローでは、シューターだけでなく、他のプレーヤーにも守るべきルールがあります。
フリースローのバイオレーション
決められた位置やタイミング、ラインへの侵入などに関する違反。
🔔 その他のバイオレーション
ジャンプボールに関するバイオレーション
ジャンプボールで定められたルールに反してボールに触れるなどの違反。
→ ジャンプボールのバイオレーションの詳しい解説
不正なプレーヤーによるプレー
フリースローを間違ったプレーヤーが行うなど、通常のプレーとは異なる形でプレーが行われた場合。
→ その他のバイオレーションの詳しい解説
バイオレーションが起きたらどうする?
審判は、バイオレーションを確認したら基本的に次の流れで対応します。
① 笛を鳴らす
↓
② 該当するジェスチャーを示す
↓
③ ボールを与えるチーム・方向を示す
↓
④ スローインなどでゲームを再開する
ただし、バイオレーションの種類によって再開方法が異なる場合があります。
バイオレーションを覚えるポイント
バイオレーションは、名前だけを暗記するよりも、
「何を見たら、そのバイオレーションなのか」
を理解することが大切です。
例えばトラベリングなら、
- ピボットフットはどちらか
- ドリブルをいつ始めたか
- ボールをコントロールしたのはいつか
などを見ます。
3秒なら「制限区域に何秒いるか」、8秒なら「バックコートからいつフロントコートへ進んだか」というように、それぞれのバイオレーションで見るポイントが違います。
このサイトでは、それぞれのバイオレーションを審判目線でできるだけ分かりやすく解説しています。




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