バスケットボールのフリースローバイオレーションとは?|ジェスチャー・再開方法・ケース別の処置まとめ

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審判ルール

バスケットボールのフリースローでは、シューターやレーンに並ぶ選手などがルールに違反すると、フリースローバイオレーションが宣せられます。

ただし、バイオレーションが起きたときの処置は、すべて同じではありません。違反したのが誰なのか、シュートが成功したのか、残りのフリースローがあるのかによって、得点やその後の再開方法が変わります。

この記事では、フリースローバイオレーションを次の3つに分け、審判が判断する際に押さえておきたいポイントを整理します。

  • シューターバイオレーション
  • レーンバイオレーション
  • その他のバイオレーション

1. シューターバイオレーション

シューターバイオレーションとは、フリースローを打つ選手が、フリースローに関するルールに違反することです。

主なケース

  • ボールがリングに触れる前に、シューターがフリースローラインを踏む、または越える
  • ボールを受け取ってから5秒以内にフリースローを打たない
  • フリースローの際に定められた手順に違反する

また、フリースローがリングに触れずに失敗した場合も、シューター側のバイオレーションとして扱われます。

得点とその後の処置

シューターがバイオレーションを犯した場合、フリースローが成功しても得点は認められません。

その後の処置は、残りのフリースローがあるかどうかによって変わります。

① 残りのフリースローがある場合

シューターのバイオレーションによってフリースローが成功しなかった場合でも、次のフリースローが残っていれば、原則としてそのフリースローを行います。

例えば、2本のフリースローの1本目でシューターがバイオレーションを犯した場合、1本目の得点は認められませんが、2本目は行います。

② 最後のフリースローの場合

最後のフリースローでシューターがバイオレーションを犯した場合は、原則として相手チームのスローインで再開します。

スローインの位置は、フリースローラインの延長線上です。ただし、別のボール保持に関する処置が優先される場合は、その処置に従います。

審判が確認するポイント

シューターがフリースローラインを越えたかどうかは、ボールがリングに触れる前か後かで判断します。

ボールが手から離れた直後にラインを越えたとしても、ボールがリングに触れる前であればバイオレーションです。

また、シューターのバイオレーションが起きても、残りのフリースローまで自動的になくなるわけではありません。 何本目のフリースローなのかを確認して処置しましょう。

2. レーンバイオレーション

レーンバイオレーションとは、フリースローの際に、レーンに並ぶ選手などが定められた位置や進入のタイミングに違反することです。

レーンに並ぶ選手だけでなく、レーンの外にいる選手にも守るべきルールがあります。

主なケース

  • ボールがシューターの手から離れる前に、レーンに並ぶ選手が制限区域に入る
  • レーンに並ぶ選手が、定められた位置を守らない
  • レーンの外にいる選手が、ボールが手から離れる前に制限区域や3ポイントラインを越える

得点とその後の処置

レーンバイオレーションでは、違反したのがシューター本人なのか、それ以外の選手なのかによって処置が異なります。

① シューター側の選手が違反した場合

シューター側の選手とは、フリースローを打つ選手本人と、そのチームのほかの選手を指します。

ただし、シューター本人と、シューター以外の味方選手では、シュートが成功した場合の処置が異なります。

シューター本人が違反した場合は、フリースローが成功しても得点は認められません。

一方、シューター以外の味方選手が違反した場合は、シュートが成功すれば得点が認められます。

② 相手チームの選手が違反した場合

相手チームの選手がレーンバイオレーションを犯した場合、フリースローが成功すれば得点が認められます。

フリースローが失敗した場合は、原則としてシューターに代わりのフリースローが与えられます。

ただし、シューター側の選手も同時に違反した場合は、両チームの違反として処置する必要があります。

③ 最後のフリースローでシューター以外の選手が違反した場合

ここは特に注意したいポイントです。

最後のフリースローで、シューター以外の選手がレーンバイオレーションを犯した場合、シュートが成功すれば得点は認められます。

シューターの味方が違反した場合でも、相手チームの選手が違反した場合でも、シューター本人以外の選手による違反でフリースローが成功すれば、得点が認められ、バイオレーションは取り消されます。

ただし、最後のフリースローであるため、得点後は相手チームのエンドラインからのスローインで再開します。

一方、フリースローが失敗した場合は、違反したチームによって処置が変わります。

  • シューター側の味方が違反した場合: 原則として相手チームのスローインで再開します。
  • 相手チームの選手が違反した場合: シューターに代わりのフリースローが与えられます。
  • 両チームの選手が違反した場合: ジャンプボールシチュエーションとなります。

審判が確認するポイント

レーンバイオレーションでは、ボールがシューターの手から離れたタイミングを確認することが重要です。

選手が早く動いたように見えても、ボールが手から離れた後であれば、その動きだけを理由にバイオレーションを宣してはいけません。

また、最後のフリースローでは、シュートが成功したかどうかを確認してから、違反した選手とそのチームに応じた処置を判断しましょう。

3. その他のフリースローバイオレーション

シューターやレーンに並ぶ選手の違反以外にも、フリースロー中には、ボールへの不正な接触など、特別な処置が必要になる状況があります。

主なケース

  • フリースローのボールがリングに向かっているときに、不正な接触が起きる
  • フリースロー中に相手チームの選手がシューターを妨害する
  • フリースローに関する規則に違反し、通常とは異なる処置が必要になる

なお、相手チームの選手がシューターを妨害する行為は、内容によってはバイオレーションではなく、別の規則違反として扱われます。

得点とその後の処置

ボールやリングへの不正な接触があった場合は、違反したチームやボールの状態によって処置が変わります。

例えば、フリースローのボールがリングに向かっているときに相手チームがゴールテンディングやインタフェアレンスに該当する行為をした場合は、規則に従って得点が認められることがあります。

一方、シューター側の選手が不正な接触をした場合は、得点が認められないことがあります。

こうしたケースでは、単にフリースローバイオレーションとして一律に処理するのではなく、該当する規則に基づいて判断することが大切です。

4. フリースローバイオレーションのまとめ

フリースローバイオレーションでは、違反した選手やチーム、シュートの成否、残りのフリースローの有無によって、得点と再開方法が変わります。

特に重要なのは、次のポイントです。

  • シューター本人の違反: フリースローが成功しても得点は認められない。ただし、残りのフリースローがある場合は、原則として続けて行う。
  • シューター以外の選手の違反: フリースローが成功すれば、原則として得点が認められる。
  • 最後のフリースローでの違反: シュートが失敗した場合は、違反したチームによって再開方法が変わる。
  • 両チームの違反: 最後のフリースローが失敗した場合は、ジャンプボールシチュエーションとなる。

フリースローの処置を判断するときは、違反が起きたことだけで結論を出さず、誰が違反したのか、何本目のフリースローなのか、シュートが成功したのかを順番に確認しましょう。

この3点を整理することで、フリースローバイオレーションが起きたときも、正確に得点を処理し、適切な方法でゲームを再開できます。

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